この記事を読むと分かること
・慣れてきたことによって生じる問題
・高齢になってから新しい環境で、知り合いをつくる厳しさ
やっと家に慣れてきた高齢の親たち。
家の広さは仮住まいのこの部屋の方が広いのですが、間取りは同じでした。
引っ越しの時に家具の配置を決めたのは、まろ助妻でした。
前より広いし収納が多いから、家具を置いてもスペースが余るわね
前の家と家具の配置もまったく同じ。まるで前の家に住んでいるような
気がする
配置がまったく前の家と同じで、今の場所が前の家かのような感覚でした。
家に慣れてきたことによって色々と気になりだした
やっと家の中や周りの環境に少し慣れてきたところです。
引越ししてから今までは、二人とも一生懸命に気を張って頑張っていたんだと思います。
重い荷物があるときは、まろ助老人が電動自転車でお使いに行って重いものを運んだり、
二人で助け合っているイメージがありました。
それが、家の中もだいぶ片付いてきた頃から、色々と細かいことを気にしはじめたのでした。
音が気になる
上の階の音などをとても気にするようになりました。
上の方は夜中も遅くまで起きているのか、高齢者とは行動する時間帯が違うため音が気になって夜眠れないということです。
そのため病院に相談して薬をもらったりしているようでした。
眠れないと体に良くないと思いました。
昼間に30分位歩いてみたり、体を動かしたりするのはどう?
最近、物騒だしね
夜に眠れるように昼間に体をしっかり動かすことを提案してみました。
その頃ちょうど強盗など色々な事件がニュースなどで報道されていたので、母親は怖がってあまり外にでようとしません。
だからといって、2人でも歩くスピードが違うからなど、色々な理由をつけて一緒に歩こうとしません。
せっかく二人そろっているのに残念です。
階段が気になる
階段が気になってきたようです。
オバケ・・・? ではないですよね。
仮住まいの団地の階段の幅が前より狭いということでした。
やはり40年以上同じ階段を上り降りしていたため、急に変わって歩きづらいのかもしれません。
高齢になってから引っ越すとこのような不具合がたくさんでてきてくるような気がします。
例えば、いつも手すりがあったはずの所に手すりが無い、階段の一段の高さが前と違うなど。
しかし!これはとても非常に警戒することだと思います。
転倒したり滑る→ケガをする
・痛いと、あまり動かなくなる
・動かないと、移動しないので人と話さなくなる
私もケガをするとそうですが、子供と違って高齢になると特にケガが治りずらいと感じます。
2人とも一日中家にいる
二人とも毎日、ほぼ一日中家で過ごしていました。
外出といえば買い物と病院くらいです。
それぞれ違う部屋にはいますが狭い家の中にいつも2人で顔を合わせていると、
たいしたことない事でも口喧嘩となることが多くなってきたようです。
以前は、まろ助老人は家庭菜園をしていたので、ほぼ毎日出かけていました。
お昼の時間にも帰ってこないくらいです。
まろ助妻も洋裁をしたり近所の方とお買い物にいったりと、二人とも気ままにやっていました。
引越しをしたことによって二人とも趣味や楽しみが無くなってしまいました。
このことは非常に問題だと思います。
人と話す機会や外に出る機会を失って、認知能力が低下してしまったらと心配です。
近所の人を見かけない
仮住まいの団地も前と同じように高齢者の方が多く住んでいるようですが、近所の人たちと出会うことはほとんどありません。
朝、ごみを捨てにいく時に前の団地に住んでいた方と会えることがあるそうです。
あいさつして、少し立ち話をして帰ります。
家族の立場から考えると、声をかけてくれる人がいるなんて、それだけでもとてもありがたいです。
見知らぬ地で自分のことを知っている人がいるのは安心感があります。
高齢になってから引っ越すと、自分から近所に新しく知り合いを作っていくのは簡単なことではないと感じます。
まとめ
引越しがひと段落し、時間に余裕ができたせいか、仮住まいの色々なことが気になり始めました。
早く戻りたいな~
趣味の家庭菜園を失ってしまったので、何もすることがない毎日。
今ベランダでできる野菜をやってみたらどうかと勧めています。
プチトマトとかどう?
引越し後は、心のケアも欠かさないようにしないといけないと感じました。
あまり友人がいないうちの親の場合は、できるだけ、家族でコミュニケーションをとって、
今の環境の不安を聞いてみることで、高齢の親も安心感が少しは得られていたと思います。