私の親(まろ助老人)はちょうど2年半前に趣味の家庭菜園を事情により畑じまいすることになりました。
・高齢の親が趣味をやめてからその後について
どんな家庭菜園だったか
現在は貸農園というものもあるようですが、まろ助老人が借りていた畑は、その土地の地主さんが所有している土地です。
地主さんのご好意で一年間で数千円という破格のお値段で貸してくれていました。やはり畑を愛する人たちと通じ合っているからこその値段なのでしょうか…。
その代わりまろ助夫婦は、年末年始のご挨拶は欠かさずにしていたようです。
場所
家から離れていました。家からは自転車で20分位です。
畑の大きさ
面積約70平方メートルほど。
家庭菜園をやめた理由
最終的な畑じまいのきっかけは、終の住処と考えていた公営団地の建て替えです。
しかし他にも理由があります。
畑の面積を広げた
今から4~5年前まだ体力にも余力があった頃、隣の畑仲間が年齢を理由に先に畑をやめることにしたそうです。
その時に自分が使っていた畑を引き継がないかというお話があったそうです。
まろ助老人は、欲がでたのか譲り受けてしまいました。本人は頼まれたと言っていました。
おそらく畑を一度遊ばせてしまうと、耕したりお手入れが大変になるようですので、そういったことも考えていたのかもしれません。
面積が広がり、色々な野菜を植えることができるようになり(スイカなどにも挑戦、少しでも隙間があるとシソを植える)とても充実しているようでした。
しかし、体力は80代。
昨今の異常気象のせいか、真夏の異常な暑さ。
周りの畑でも倒れた人が出て、まろすけ妻も野菜は食べたいけど、心配なのでそろそろやめて欲しいと言っていました。
病気の襲撃
建て替えを説明会の後、体調をくずしてしまいました。持病が悪化してしまいました。
仮住まいからも遠い
隣の市で、電動自転車でも40分位はかかります。
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畑への愛
大きな石などがたくさんごろついていたのを1人で全て取り除き、荒れ地から耕していました。愛着ある畑。
その腕前は趣味といえども、セミプロ百姓でした。子育てより真面目にやっていたような気もします。
まろ助老人の名言「野菜は手をかけて育てるとその分必ず返してくれる」
子供的にはそれを聞いて微妙でしたが、まあ良しとしましょう。
深く考えずに野菜をたくさん食べれて良かった。
【畑じまいをしたその後は?】高齢の親が家庭菜園をやめたあと
まろ助老人の唯一の趣味は家庭菜園でした。雨の日も風の日もお弁当を持って通っていました。
それが無くなるとどうなるでしょうか。
毎日家にいるようになります。
家には、同じように趣味がないまろ助妻がいます。二人とも家にいるので、なんとなく険悪ムードです。
家にいることが多くなり、だんだんと動かずしゃべらずとなってしまいました。
そして、動かないので体力が落ちてくる。しゃべらないせいか、反応が遅くなってきました。
ベランダで鉢植えを用意し、茄子やブロッコリーを栽培することを試してみました。
セミプロなので上手に野菜ができるのですが、自分の中で納得がいかないようでやめてしまいました。
多趣味な方なら大丈夫だと思います。うちの親(まろ助老人)の場合は高齢なこともあり、
新しいことにチャレンジすることは難しいようです。
畑を手放した後に寂しい思いをしないように、他に趣味や興味が持てそうなことを先に探しておくとよいかもしれません。