この記事を読むとわかること
・仮住まい先が市内から市外に変わる場合の手続き例
・自分たちで物件をさがしてみた
第一回抽選会 ハズレ その後
あせるまろ助の妻・・。
住むところが決まらないわ。どうしましょう。
抽選にハズレによって状況が大きく変わる
てっきり、市内の公営団地の空き部屋に住めるとばかり思っていたまろ助たち。
ですが、市内の空き部屋の少ないため、競争率は高く早々と決まってしまいました。
残っていたのは市外の空き部屋ばかりとなっていました。
仮住まいが市外になってしまうと
まず仮住まいの場所が市内と市外になると手続きではどのようなことがあるのでしょうか。
下にまとめてみました。
項目 | 内容 |
---|---|
住民票 | 転入・転出届の提出が必要 |
健康保険 | 役所にて住所変更手続き |
郵便局 | 転送届け |
かかりつけ医 | 通院時間・交通費が増える |
美容院・床屋 | 移動時間・交通費が増える |
引越し費用 | 距離が遠くなることによって料金がプラスされる |
このように引越し先が同じ市内なら住所変更だけでよい場合も、市外に引っ越すことによって、大きく手続きが異なります。
特に住民票の転入・転出届の手続きは2か所の役所に行かなければならないため労力が必要です。(一部電子申請などで手続きできるものもあります。)
ちなみに、建替え住宅が完成後、仮住まいからまた戻る時にはこの手続きを再び行う必要があります……が、今は考えないでおきましょう。
そして全てのことに共通しますが、これらを高齢者一人で行うのはとても困難と感じます。
家族が代行してあげることが必要になります。
物件の奪い合い!? 近所の不動産会社に行ってみる
高齢なこともあり二人はなるべく環境が変わらないよう、市内の住宅にこだわっていました。
抽選で市内の公営住宅はハズレてしまったので、娘のまろ美と一緒に地元の不動産会社で
周辺の空き部屋を探してみることにしました。
病院のこともあるしやっぱり近所がいいわよ
とりあえず駅前の不動産会社にいってみよう
まろ助夫婦が住んでいるのは小さい町です。
駅の前に昔からある不動産会社がありました。まずそこで物件を探してもらうことにしました。
まろ助夫婦の希望している部屋の条件4つです
・同じ最寄り駅を使用(できれば今の家の近く)
・間取りは2DKか3DK希望
・都市ガス利用
・家賃はできるだけ安く
何件か紹介された物件を回ってみる
不動産会社から何件か紹介をしてもらい、案内してもらうことになりました。
1軒目の物件 新婚時代を思い出す アパート
駅から近く見晴らしが良いアパートの2階でした。
条件は全て満たしていましたが、隣のアパートとの距離が近くベランダも狭まく
洗濯好きのまろ助の妻は気が乗らないようでした。
また2階に上がる外付けの階段も傾斜がきつく狭いため、高齢の夫婦には少し危ないと感じ
断念しました。
2軒目の物件 1階建てのアパート 立地条件良い
1階建ての平屋です。場所はなんといっても今の家からも近くて完璧でした。
出かける時には、よくその家の前を通ることもあって現在空き家であるということも知っていました。
実際に内覧をさせてもらうと間取りもよく、とても好印象でした。
間取りもよく、設備がリフォームされていることもあり、家賃の面では少し予算オーバーでした。
しかし今まで住んでいたのが3階だったという事もあり、防犯面で不安を感じてしまったようで、結局断念しました。
3件目の物件 1階が店舗のアパート 立地条件良い
今の家からも近く家賃も安いので、まろ美は好印象。
しかし、1階が店舗なので、まろ助妻はまたも気乗りしなかったようで断念しました。
家が決まらないのは、団地にこだわっている?
当時新築で建てられた公営団地に50年近くずっと住んでいたまろ助夫婦が、
わずか2年間だけ住む仮住まいの家を探すということは、なかなか気持ちの切り替えも難しいのかもしれません。
自分たちだけで物件さがしは体力的にも厳しい
物件探しは移動も多いのでとても体力を消耗します。
二人は高齢です。
しかも一日で見に行ける数も限られます。
建替え期間中の2年間だけといってもなかなか今回だけでは決めることができませんでした。
そんな時、第一回抽選会であまった空き部屋の2次募集があるという朗報が入りました。
続きます